年長組  かけっこ

年長組のかけっこは、あらかじめ決められた順番で決められた友だちと一緒に走るのではなく、毎回その場で一緒に走るメンバーを決めています。
 
 

それは、「楽しむ」、「最後まで走り抜ける」といった、目標・ねらいはもちろん、「友だちと一緒に考えて活動する事」も目標、ねらいとしており、9人組を作るにはあと何人で目的としている人数になるのか、目的としている人数にならなければどうすればいいのか等もみんなで考えられるようにしています。
人数が揃うと走る列に並んでかけっこが出来る様準備します。
走る距離も年少・年中組と比べると、ぐっと長くなり、トラックの3/4を走ります。
距離が長いことだけではなく、”トラックのコーナーを走る”ということが難しく、トラックの中を通って(ショートカットして)しまったり、大きく膨らんでコースから外れてしまったりという姿がありましたが、リレーの練習とも合わせて、取り組んできました。できるようになってくると、“どうしたらもっと早くゴールできるか”を取り組んでいく中で考えました。
インコースを走る・ゴールまで力いっぱい走りきる等、練習の中でヒントをもらいながら実践している姿が多く見られています。
取り組みをしていく中で、うまく走る、速く走ると自分のことばかりだった様子が、だんだんと周りの事が見える様になり、友だちに負けない様に頑張ろう!という気持ちも持ちながら練習をする様子も増えてきていました。
 
 
 
本番でも、チームを作っていく様子や、どこからスタートするかを考える姿、友だちと競い合う意識を持って走る様子を見てもらえればと思います。

年長組  サーキット

年長のサーキットは楽しむことに加え、身体の動きを意識して行います。
 
 
跳び箱では、「助走」→「踏み切り」→「着手」→「開脚」という様々な動きを連動してスムーズに出来るように、「跳び越せる」ことを目標に取り組んできました。
踏み切りや、開脚など、これまでの積み重ねで養ってきた力に加え、手の力もつけようと取り組んできた”大きな大きな山登り”は、年長組ならではの迫力です。しかし、迫力やただ登るのではなく、手の力を使い登ることや、高く登るために助走のスピードや踏切の強さ、力の使い方を意識して取り組んでいます。
年長組になってからから取り組みだした鉄棒の逆上がりでは、蹴り上げ・お腹を鉄棒に引き付ける事を意識して取り組んでいます。体育遊びやサーキット遊びの時間だけでなく、年長の廊下という身近な場所に鉄棒を設置し、やりたい!と思った時に取り組める環境を作りました。初めは数えられる位の人数しか出来なかったのが、「出来るようになりたい!」と毎日練習するうちに出来る子が増え始め、出来るようになった子がコツを教えてあげたり、「公園でもれんしゅうしてるねん!」と出来るようになってから披露して、驚かしてくれる子もいます。そんな中で、友だちが出来る様になったと一緒に喜んでくれる姿や、「もうすぐできそう!」と応援してくれる様子もあり、自分が出来る様になった事を喜ぶ事はもちろんですが、友だちが出来たという事を一緒に喜んだり、友だちの事を思いやって関わる姿も見られました。
 
 
運動会は、「逆上がりができる」「跳び箱ができる」といった「見える力」に成長を感じていただける機会ではあるかと思います。
しかし、運動会の今がゴールではなく、年長での1年間を通して今は出来なくても挑戦してみようとする気持ち、少しコツを掴んで練習をする事が楽しいという思いなど、「自分の目標を持つ力」「目標に向かってこと」、意欲を持って取り組む力など、小学校以降に繋がる「見えない力」の成長も感じていただきたいと思います。
 
 
運動会本番ではそれぞれの取り組みに意味がある事を伝え丁寧に取り組み、イメージをしっかりと持って、自分の身体を動かすことを楽しみます!

年長組  2人組リレー

友だちと一緒に協力する・考える・工夫するということを経験することもねらいとして、この競技に取り組みました。

2人組リレーは同じ動きを二人ともすることが重要で、最初はなかなか友だちと息が合わずマットのところであたふたする場面がありスピード感に欠けてしまい競争になっていません。
「僕が先に飛ぶね」「私が先に寝転ぶね」相談をして動き(役割)を決めることでこの競技の一番のポイントであり一番の見せ場であるスピード感で出てきます。それは勝つポイントでもあります。
シンプルな競技ですがシンプルなだけに年長ならではの動き(スピード感)に注目してほしいとおもいます。
さらには練習を重ね、仲の良い友だちだけでなく、誰と一緒になってもその場で話し合い協力できるようになりました。
 

気持ちの切り替えやその場その場での子ども達自身の状況判断、それから年長組ならではの相談する姿、戸惑う姿、思いと思いをぶつけ合う姿がこの競技の醍醐味です。
全部が全部スムーズにいくとは限らず、譲ったり譲られたりはもちろん、我慢しなければならないこともあるでしょう。
それらも全部醍醐味であり、「見えない力」が育ってゆく瞬間です。
 
 

子ども達同士相談したり、作戦を立てたり、そんな年長組らしい姿にご注目頂ければと思います。

年長組  クラス対抗リレー

リレーは、子ども達が最も好きな種目の一つかもしれません!

リレーのやり方を覚えるのに必死だった子ども達でしたが、少しずつ練習を重ねていく中でルールを理解していき面白さに気づいてからは、練習というより毎回が本番・真剣勝負といった様子でした。
そんな中、だんだん1番になりたいという思いも出てきて、クラスで作戦会議が始まりました。「手を思いっきり振って走ったら速く走れるんちゃう?」バトンのもらい方1つにしても「走ってる人が見えるようにトラックの方を向いてバトンをもらおう」と練習していく中でポイントをしっかり見つけていきました。だから何度も練習を重ね、その都度クラスで話し合いを行い、チーム編成や走る順番を決めました。勝つためにはどうすれば良いのかみんなで考えるうちに、友だちの良いところにたくさん気がつくようになりました。自分が走りたいところを走るのではなく、友だちの力を認める、そんな力も培われています。

一般的にリレーというと、「走り終わった子は決められた待機場所で、きちんと並んで座って待機する」というイメージがあるのではないでしょうか?
練習の毎回が本番といった子ども達ですから、走るだけでなく、応援することも本番さながらです。仲間を応援したい、力いっぱい、思いっきり応援したいのに、「並んで座って待ちましょう」では、子ども達のその思いを表現させてあげることはできないと考え、それなら走り終わった子はトラック内の円の中で自由に、思いっきりチームを応援していいというルールにしました。大きな声を出そうが、立って応援しようが、自由です!
子ども達の思いを大切にしたいとルール工夫することで、子ども達は自分が走り終わった後も友だちの姿から目を離さず、全力で声援を贈っています。

一生懸命に走る姿はもちろん、必死に応援するそんな姿にも是非ご注目下さい!

年長組  組体操

年長組の組体操では、子ども達自身に自分の役割を見つけてほしい、自信を持ってほしい、相手の良さに気付き、互いを認め合う事が出来るようになってほしい、という願いを持って1学期から組体操の練習を行ってきました。
 

 そのため、体の大きい、小さい、力の強い、弱い、を保育者が見極めてグループを作り、取り組むのではなく、子どもたち自身にグループを作ってもらいました。そして技のポジションもどこを担当するのかも子どもたちで決めました。
技のポジションもその時々でどこを担当するかを子ども達で決めています。ポジションを決める前に、いろんなポジションをやってみるように声を掛けてきました。毎回ポジションが違うことで成功や失敗を繰り返し経験しました。その経験から、一番上のポジションを取り合っていた子ども達が「どんなポジションも大事でかっこいい」ということや、一人ひとりが「自分がいないとだめなんだ」ということに気付き、役割を見出し、納得して取り組む事ができ、自信がうまれます。
もちろん子どもたちでグループを作って取り組んでいく中で、失敗や友だちとの衝突もたくさんあります。しかしそれは相手のことを知り、相手の良さに気付くきっかけとなり、お互いを認め合うことが出来るようになっていきます。
相手のことを知ることで「ここ!」とリーダーとなる子ども、ついていく子どもと仲間を信頼できるからこそ、その関係が成り立っていきます。当日の子ども達がその場でポジションを決めているやり取りにも注目です。そして組体操の最後には、年長組全員で大技に挑戦します。一人では出来ない事、一人でも欠けたら出来ない事に気付き、仲間と力を合わせて作る事の大切さを感じ、グループの為に、クラスの為に、年長組のみんなの為に、と相手の為に頑張る事が出来る様になってほしいからです。技の名前は各クラスで分担し子ども達が相談して決めました。どんな形に見えるかな?とみんなで技の形を見てたくさん意見を出し合って決めました。どんな名前になったのか、技の名前にも是非注目して下さい。ただ与えられたものをこなすのではなく、自分達で考え、仲間と共に作り上げた組体操となっています。
来年の春には、1年生になって新しい世界に一歩を踏み出します。
そんな時に、この組体操で得たものが、自分という存在を大切に出来るチカラ、お互いを認め合い、仲間と一緒に力を合わせて頑張る事が出来るチカラ、相手を思いやる事の出来るチカラに繋がっていってほしいな、と思います。
 
 
 
組体操だけにかかわらず日々の保育でも、子どもたちの気付くきっかけ作りをしたり、子どもたちの思いや感じた事に寄り添ったり、「できた!!」「嬉しい!!」という気持ちを子どもたちがたくさん感じて自信を持って、一歩ずつ成長していけるように、子ども達と過ごしていきたいです。

親子体操

運動会最後は保護者の方が参加しての親子体操!
日頃なかなか忙しくて十分子どもとの時間が取れない方、子どもが大きくなってスキンシップが少なくなってきた方。
そんな保護者の方にスキンシップをとりながら子どもと体操ができるように考えました。
たかいたかいをしたり、抱っこをしたり、押し合いっこをしたりする中で、こんなにも重くなったんだ、こんなにも力が強くなったんだと成長してもらえると思います。
また、運動会の練習から頑張った子ども達、そしてたくさん応援して下さった保護者の方と最後はストレッチをしてリフレッシュして頂きたいと思います。
終わった後にはみんなが笑顔になれる親子体操をお楽しみください。

以下は、お渡ししている親子体操についての手紙です。


子ども達の疑問と同様にお母様方も何をするんやろ?させられるんやろ?しんどいんやろか?不安半分期待半分なのではないでしょうか?

この親子体操の目的の一つは昨今増えていると言われる運動嫌いの子ども達を作らないように・・・
といっても体育バリバリ子どもになるためにという意味ではなく、楽しく運動または体育と言うものに取り組める姿勢を作ると言うことなのです。でも、生まれてはじめて体育と言うものに取り組む子ども達も大勢いるでしょうし、また、本来からだを動かすことが大好きな子もいるし、割合おとなしくじっとしているもの静かな子もいると思います。そんな色々な子ども達の中で、楽しい雰囲気で盛り上げながら取り組むのはもちろんの事、そこに大好きなお父さん、お母さんの顔があれば「効果絶大」と言うわけです。日頃、お父さん、お母さんは忙しく、ゆっくり、じっくり、そのためだけに時間をとって子どもと遊ぶ機会というのは本当に少ないのではないでしょうか?
「あそんでー!」という言葉に「またこんどネ」とか「あーとで!」とかいう言葉でにごしてしまっていることではないでしょうか?
そんな時、助け舟!!「親子体操の時、思いっきりあそぼうね!」と答えてあげて下さい。

泣いたお友だち、また、離れられなかったお友だち、心配することはありません。当日の話しの中でもしますが、この親子体操は「泣いてもOK!しがみついてもOK!」なぜならば、“できる”“できない”と比べる場でもなければ、見極める場でもないからです。年間を通じて、泣く日もあれば、大丈夫の日もあるでしょう。その度にお父さん・お母さんの気持ちは一喜一憂するでしょうが、決して「やりなさい!」「いきなさい!」「みんなやっているでしょう!」という言葉で泣いている子どもを突き放さないように・・・離れがたい・・・その時は「いーよ、いーよ。ずっとだっこしてあげるよ」という余裕の気持ちで接して下さい。

小さい子犬、子猫を想像して下さい。いつもだっこして、だっこして、ギューッと抱きしめていたら、始めはだっこされるのが心地よくじっとしてる子犬や子猫も、いずれ“モゾモゾ”“ジタバタ”「はなしてくれぇー」と自らの腕の間をスルリと抜け出ていきます。まさにこの親子体操は、そこをねらっているわけで、突き放すことなく自然と手の中から巣立つことが出きたら・・・そんな思いではじめたものです。

この点を充分ご理解の上、子ども達と楽しいひとときを過ごして下さい。皆様のお忙しいのは重々承知の上ですが、時間とからだが許す限りお付き合い頂きたいと思っています。

あそぶ!あそぶ!

2017.7.19 Wed.園長 川名 マミ
 


 
あそぶ!あそぶ!
菊の花の子ども達は本当によく遊びます。
この年齢の子ども達にとって遊ぶことは学ぶことです。
この年齢でどれだけ豊かな環境で遊んだ経験があるか、そうでないかが子ども達の今後の人生において大きく影響されるといっても過言ではありません。
 
 

遊んでいる中で、
 
 
「やってみよう」
「なんだろう」
「どうしたらできるのかな」
「こんなん見つけた」
「どうやって?」
「いっしょにやろうよ」
「そんなやりかたもあるか」
「ほかのひとはどうしているだろう」
「おしえて」
「てつだって」

 
 
など、子ども達のいろいろなつぶやきが聞こえてきます。
みなさま、声を出してこの言葉をなぞってみてください。
「◯◯◯」「◯◯◯◯」「◯◯◯◯◯」
全部言ってみる・・・
 
 
どうですか?
 
 
社会生活を行う私たち大人と一緒のフレーズではありませんか?
そうです!このつぶやきこそが大切で、今後の生きる術(すべ)になるのです。
知識や計算だけの勉強だけでは獲得できないこの生きる術をこの時期にたくさんたくさんすることが大切なことなのです。
 
 
幼稚園における環境づくりとは・・・
 
 
幼稚園では、子ども達が主体的に「ヒト・モノ・コト」に関わることができる室内環境と屋外環境をその時々の子ども達の様子やその時々の季節などに応じて準備していきます。
1学期は、特に季節もよく、外で遊ぶことをより多く取り入れ、屋外環境に力を入れました。環境というと遊具や道具などの物の環境を思い浮かべることが多いです。
もちろん、そのことも大切なことですが・・・
実は、そこにどんなことを経験・体験してほしいかという意図と願いが伴ってこそが、本当の環境づくりだと言えるのです。
すなわち、ただやみくもに「これでもか」と物を揃え準備するのではなく、「これでこんな風に遊んでほしいな」そうしたら前述のたくさんの「◯◯◯◯」のつぶやきが出てくるに違いない。
そうあってほしいと願いながら、物を準備するのです。
それが幼稚園の環境づくりなのです。
 
 
 
1学期、幼稚園では、先生達が願いを込めて、子ども達にとってより良い育ちができるように、たくさんの環境づくりをしてきました。そのことがタネとなり、子ども達の中で芽生え膨らんで花が咲き、
実となるように願っています。夏休み明けに、より一段と成長し、元気な姿を見られることを楽しみにしています。

次の季節へ。

2017.3.16 Thurs.園長 川名 マミ
 


 
4月から始まった1年が終わります。
あっという間の1年という感と、とても深かった1年という感が混在しています。
28年4月から始まった新園舎での生活・・・子ども達はどのように反応し、どのように新しい園舎を使いこなしてくれるのかドキドキのスタートでした。心配をよそに子ども達は新しい環境に馴染み、生活し、見事につかいこなしてくれました。子ども達一人一人の見えない力が育っていたからこその結果だったと思います。
 
 

菊の花幼稚園では見えない力を育てることを目標に日々の保育を行なっています。
 
 
・創意工夫する力
・集団生活・社会生活をうまく行う力
・自立する力
・集中力
・意欲を持って取り組む力
 
このような力を幼児期にしっかりと育てることこそが幼児教育の役割だと思っています。日々の保育活動は全て、取り組みというフィルターを通して見えない力を育てているのだと再認識しなければなりません。
このことは小学校に行ってからの心情・意欲・態度を大きく左右することは間違いありません。この見えない力が育っていないと、子どもの先伸びはないと行っても過言ではありません。将来子ども達が大きな大木となるように、家庭と園でしっかりと栄養と水を与え続けなければならいないと思います。
幼稚園では子ども達の3学期の終わりとともに育った面を検証し次の学年につなげることとしています。家庭では育った面を認めて褒めるなど、子ども達の育ちに興味と関心をもってほしいと思います。
 
 
さくらが咲く頃


 
年長組へ
 
菊の花幼稚園でつけた力をしっかりと発揮して、「きくのはなっ子」の実力を見せてください。あいさつする・話しを聞く時は話している人の顔をみる・やる時はやる、けじめをつけた生活をする。3つの約束を忘れないで下さい。
 
 
年中組へ
 
4月からいよいよ幼稚園での最高学年になります。小さいお友だちの良い手本になるように、今まで培った力をさらに大きな力とできるように頑張りましょう。
 
 
年少組へ

この1年過ごす中で幼稚園ってたのしいな、きっと感じてくれたことだと思います。1年間の経験と体験を各自の中でしっかりとあたためて、次の学年でしっかり活動できるようにしましょう。

こどもをまんなかに。

2017.1.10 Tues.園長 川名 マミ
 


 
おだやかに新しい年があけました。希望あふれる一年になりますように・・!
12月のお誕生会の時のお話で寒い日に見つけることのできる・白い息や霜や雪・氷の話をしました。3学期にみんなで園庭で見つけられたらと思っています。
 
 



 
 
 
「ここの子どもたちは元気がいいですねーーー」
 
 
 
これは園を訪ねてくるいろいろなお客様が口々に言ってくださる言葉です。子どもにかかわる仕事をしている人もいるし、まったく子供とは無縁の仕事の方もいます。
そして、元気がいいですね、という一言をきいたら必ず子供たちの具体的などんな様子にそう感じたのかを聞くようにしています。
もちろん、なんとなく・・と答える方もいますが、
「子供たちからエネルギーを感じる」
「子供の声がしっかりしている」
「いつもみんな楽しそう」
「動きが俊敏」
「こどもと先生たちとのコミニュケーションがよさそう」
「子供同士がよく遊んでいる」
などなどの答えが返ってきます。どれも嬉しい話で幼稚園という入れ物の中でいろいろな要素がまじりあって子供たちが育っているのだということを再認識させられます。それだけにその入れ物にどんな材料や調味料をいれたら子供たちの栄養となる素敵な味になるのか、ということを常に考える必要性を感じます。
 
 
 


 
幼稚園は小学校以降の教科教育の指導のようなマニュアルはありません。
「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」(ロバート・フルガム)という本のタイトル通り、子どもにとって遊びはすべて学びであり、遊びの中で考えたり工夫したりすることが大切です。しかもその隣には同年齢の友だちがいてそれぞれの考えたことや工夫したりすることをコラボさせながら自分の意見を言ったり、友だちの考えを聞いたりします。
そういうことがとてもとても重要でこれから人間として育っていくときになくてはならない要素です。
ただそのことを学校の教科書のように明文化することは非常に困難です。なので世の中の人に幼児教育の重要性を理解してもらうことは中々難しいことでもあるのです。
でも、皆様方、幼稚園の子どもをもつ保護者の方はきっとその重要性を知って・感じていてくださるからこそ、幼稚園に子どもを通わせることを選択されましたし、また、幼稚園の中でも菊の花幼稚園を選んでくださったいるのだと思います。
そんな皆様方の思いに応えるべく頑張っている先生たちの研修の様子を今回はレポートします。
日々の保育の振り返りや事例検証はもちろん日々重ねることですが、毎月1回程度、外部の幼児教育のスーパーバイザー(大阪教育大学准教授)を交えて保育実践の検証を行います。
その折に保育室の環境やその日以降の保育展開のアドバイスを各クラスや学年ごとにもらいます。
そして特筆が日々の記録ノートです。これは1週間単位で主に選択活動(子どもたちが自ら選んで自ら行動する活動)の時間に子どもたちがどんなことをしていて、それがどう発展したり、あるいは、あまり発展しなかったりするのかということをMAP方式で記録します。
また、活動な中でどの子とどの子がどのようなかかわりをしているのかも記録します。
1週間書き溜めたら、各担任は自分の記録を検証し次週の活動の展開の予想に応じてなにを準備するかの手掛かりにしています。
「記録をとることは日々の小さな出来事を大切にして次の手立てを考える」
(発達心理学者 津守 真)
先生たちも日々忙しいですが、クラスの子どもたちのために何が良いか、必要かを教育課程に照らし合わせながら日々丁寧に考えています。
 
 
 

 
 
 
3学期はそれぞれの学年の一年の集大成の学期です。子どもたちの興味関心を引きだせるような環境設定を準備し育ちの手助けをしていきたいと思っています。
そして、春を待つ木々の冬芽のふくらみを子どもたちの成長と重ねて楽しみにしていきたいと思っています。

輝く瞬間。

2016.9.8 Thurs.園長 川名 マミ
 


 
先日のお誕生会の「おはなし」で、園庭にやってくるセミやトンボといった虫やカエルなどの小生物の話をしました。その日の昼過ぎに虫網を持つ子、ミヤマアカネを見つけようと少し高いところを見ている子、木の枝を丹念に見て探している子、草むらでカエルを探している子、早速「おはなし」に反応して行動している子ども達がとても可愛らしかったです。
 
 
 

 
 c_01
さて、4月・進級・新入園から5ヶ月経ちました。太陽の光をいっぱい浴びて心身ともに成長した子ども達が元気いっぱいの様子で幼稚園にやってきました。
1学期、新しくなった園舎が珍しく、興味津々で探検して、自分の心地いい場所を見つけいました。また、園庭では親水広場での活動が充実し、5月中頃暑くなった頃から今でもずっと遊びを続けています。幼い時に原体験としてグチョグチョ・ベチャベチャ・ドロドロといった体験と経験をたくさんすることがその後の子ども達の育ちに大きく影響します。それは、そういった感触を手のひらのセンサーから感じ取り、皮膚から脳への刺激となって、創造力の発達と密に関係してくるからです。
家庭や公園では、ダイナミックに泥んこや水遊びはしにくいものです。集団の中でそのことを十分にできるのは幼稚園ならではです。
 
 
c_02
そのような子ども達の活動の機会をできるだけたくさん作っていきたいと考えていましたが、親水広場の活動で、まさに、そのことが実現できたのではと思っています。
 
2学期になり運動会をはじめとする行事があります。運動会活動を通じて、仲間と協力することや意欲を持って取り組む力といった見えない力を培います。また、季節の移り変わりを肌で感じて、自然物を使って遊びを創造している子どもに育って欲しいと願っています。
 
 
幼稚園では、いろいろな「ひと・もの・こと」に出会い、気持ちが動いて、動いたことにより子どもは成長していきます。
たくさんのひとがいて、たくさんのものがあり、たくさんのことがおこる・・・そのこと自体が幼稚園の集団生活を過ごすことの果実と言えるでしょう。
2学期以降の活動が、すべての子ども達の栄養となり、成長できるよう環境づくりをしていきたいと思っています。