年長組  組体操

年長組の組体操では、子ども達自身に自分の役割を見つけてほしい、自信を持ってほしい、相手の良さに気付き、互いを認め合う事が出来るようになってほしい、という願いを持って1学期から組体操の練習を行ってきました。
 

 そのため、体の大きい、小さい、力の強い、弱い、を保育者が見極めてグループを作り、取り組むのではなく、子どもたち自身にグループを作ってもらいました。そして技のポジションもどこを担当するのかも子どもたちで決めました。
技のポジションもその時々でどこを担当するかを子ども達で決めています。ポジションを決める前に、いろんなポジションをやってみるように声を掛けてきました。毎回ポジションが違うことで成功や失敗を繰り返し経験しました。その経験から、一番上のポジションを取り合っていた子ども達が「どんなポジションも大事でかっこいい」ということや、一人ひとりが「自分がいないとだめなんだ」ということに気付き、役割を見出し、納得して取り組む事ができ、自信がうまれます。
もちろん子どもたちでグループを作って取り組んでいく中で、失敗や友だちとの衝突もたくさんあります。しかしそれは相手のことを知り、相手の良さに気付くきっかけとなり、お互いを認め合うことが出来るようになっていきます。
相手のことを知ることで「ここ!」とリーダーとなる子ども、ついていく子どもと仲間を信頼できるからこそ、その関係が成り立っていきます。当日の子ども達がその場でポジションを決めているやり取りにも注目です。そして組体操の最後には、年長組全員で大技に挑戦します。一人では出来ない事、一人でも欠けたら出来ない事に気付き、仲間と力を合わせて作る事の大切さを感じ、グループの為に、クラスの為に、年長組のみんなの為に、と相手の為に頑張る事が出来る様になってほしいからです。技の名前は各クラスで分担し子ども達が相談して決めました。どんな形に見えるかな?とみんなで技の形を見てたくさん意見を出し合って決めました。どんな名前になったのか、技の名前にも是非注目して下さい。ただ与えられたものをこなすのではなく、自分達で考え、仲間と共に作り上げた組体操となっています。
来年の春には、1年生になって新しい世界に一歩を踏み出します。
そんな時に、この組体操で得たものが、自分という存在を大切に出来るチカラ、お互いを認め合い、仲間と一緒に力を合わせて頑張る事が出来るチカラ、相手を思いやる事の出来るチカラに繋がっていってほしいな、と思います。
 
 
 
組体操だけにかかわらず日々の保育でも、子どもたちの気付くきっかけ作りをしたり、子どもたちの思いや感じた事に寄り添ったり、「できた!!」「嬉しい!!」という気持ちを子どもたちがたくさん感じて自信を持って、一歩ずつ成長していけるように、子ども達と過ごしていきたいです。