年少組  かけっこ

年少のかけっこは、かけっこの基礎となります。
お友だちと競い合い一番になりたいという気持ちよりも、子ども達の“走るって楽しい!”という気持ちを大切にしています。
かけっこというと、”順番に並んで待って…”という姿をイメージしがちですが、”並んで待つ”ということを”練習”するのではなく、「走りたい!」という気持ちを最優先に考えるようにしました。
並ばずに全員マットに待機し、走りたい子から前に出て走るという形にしています。
年中・年長組と比べると走る距離は短いですが、”目標に向かって走り抜ける”というねらいに対して、子ども達がチカラを発揮できるように距離を設定し、走り方も直線にしています。さらには、ゴールという目標に楽しみを持って向かっていけるように、すずらんテープを使用して工夫しています。
 
 
 
これまでの取り組み


まずは、目標に向かって走るというところから始めました。
初めは、マットからマットへ走る”お引越しゲーム”に遊びのひとつとして取り組みました。最初は、ごく短い距離を何度も何度も繰り返し走ります。その中で「よーい どんっ!」の合図で走りだすことを、この”お引越しゲーム”の中で約束し、覚えていきました。段々と走る距離を長くしたり、「男の子だけ走る」「名前を呼ばれた人だけが走る」などの条件をつけることで、楽しみながら、自分の走る番や、順番に走ることも学んでいくことができました。

 そして、次に”スタートラインからはみ出さないように”、”次に走る人はイスに座って準備する”という2つのことに取り組んできました。
「マット」→「イス」→「スタートライン」と順に移動することは、最初はやはり難しいようで、保育者が声を掛けながら行っていました。走りたいという気持ちが強く、お友だちと椅子を取り合う姿や、反対にお友だちに椅子を譲ってあげる姿が取り組む中で見られました。そんなひととかかわるということが、今日の姿に繋がっています。
 
 
 
いよいよスタート…


スタート前、子ども達はどんなことを考えているでしょう?
「よし!つぎだ!」「はしるぞー!」「ドキドキするな」「がんばるから みててね!」
きっと、それぞれに気持ちを準備していることでしょう。とても大切な時間ですね。
イスに座る時間が、気持ちを準備する時間です。ほんの短い時間ですが、観ている方々にも、ぜひ、子ども達の気持ちを感じていただきたい時間です。
 
 
 
さあ、スタート!


スタートの時に、大切にしていることは、子ども達との目と目を合わせてのやり取りです。
「いくよ!」「うん いいよ!」と、目と目、気持ちと気持ちを合わせて笛を鳴らすよう心がけてきました。一般の陸上競技では、走るレーンのど真ん中にスターターが立って、合図を送ることはまずありませんが、このやり取りをしっかりできるようにするために、スターターはど真ん中にいるように工夫しています。
気持ちとカラダの準備ができたら、笛の合図でいいスタートをきれるはずです。
 
 
 
「めっちゃ早く走れるで!」「見ててな!」
 
今、子ども達は、走る事が大好きです。
 
かけっこを通して様々な事を学び、成長した子ども達がゴールに向かって一生懸命走る姿に大きな声援をお願いします。