次の季節へ。

2017.3.16 Thurs.園長 川名 マミ
 


 
4月から始まった1年が終わります。
あっという間の1年という感と、とても深かった1年という感が混在しています。
28年4月から始まった新園舎での生活・・・子ども達はどのように反応し、どのように新しい園舎を使いこなしてくれるのかドキドキのスタートでした。心配をよそに子ども達は新しい環境に馴染み、生活し、見事につかいこなしてくれました。子ども達一人一人の見えない力が育っていたからこその結果だったと思います。
 
 
菊の花幼稚園では見えない力を育てることを目標に日々の保育を行なっています。
 
 
・創意工夫する力
・集団生活・社会生活をうまく行う力
・自立する力
・集中力
・意欲を持って取り組む力
 
このような力を幼児期にしっかりと育てることこそが幼児教育の役割だと思っています。日々の保育活動は全て、取り組みというフィルターを通して見えない力を育てているのだと再認識しなければなりません。
このことは小学校に行ってからの心情・意欲・態度を大きく左右することは間違いありません。この見えない力が育っていないと、子どもの先伸びはないと行っても過言ではありません。将来子ども達が大きな大木となるように、家庭と園でしっかりと栄養と水を与え続けなければならいないと思います。
幼稚園では子ども達の3学期の終わりとともに育った面を検証し次の学年につなげることとしています。家庭では育った面を認めて褒めるなど、子ども達の育ちに興味と関心をもってほしいと思います。
 
 
さくらが咲く頃


 
年長組へ
 
菊の花幼稚園でつけた力をしっかりと発揮して、「きくのはなっ子」の実力を見せてください。あいさつする・話しを聞く時は話している人の顔をみる・やる時はやる、けじめをつけた生活をする。3つの約束を忘れないで下さい。
 
 
年中組へ
 
4月からいよいよ幼稚園での最高学年になります。小さいお友だちの良い手本になるように、今まで培った力をさらに大きな力とできるように頑張りましょう。
 
 
年少組へ

この1年過ごす中で幼稚園ってたのしいな、きっと感じてくれたことだと思います。1年間の経験と体験を各自の中でしっかりとあたためて、次の学年でしっかり活動できるようにしましょう。

こどもをまんなかに。

2017.1.10 Tues.園長 川名 マミ
 


 
おだやかに新しい年があけました。希望あふれる一年になりますように・・!
12月のお誕生会の時のお話で寒い日に見つけることのできる・白い息や霜や雪・氷の話をしました。3学期にみんなで園庭で見つけられたらと思っています。
 
 


 
 
 
「ここの子どもたちは元気がいいですねーーー」
 
 
 
これは園を訪ねてくるいろいろなお客様が口々に言ってくださる言葉です。子どもにかかわる仕事をしている人もいるし、まったく子供とは無縁の仕事の方もいます。
そして、元気がいいですね、という一言をきいたら必ず子供たちの具体的などんな様子にそう感じたのかを聞くようにしています。
もちろん、なんとなく・・と答える方もいますが、
「子供たちからエネルギーを感じる」
「子供の声がしっかりしている」
「いつもみんな楽しそう」
「動きが俊敏」
「こどもと先生たちとのコミニュケーションがよさそう」
「子供同士がよく遊んでいる」
などなどの答えが返ってきます。どれも嬉しい話で幼稚園という入れ物の中でいろいろな要素がまじりあって子供たちが育っているのだということを再認識させられます。それだけにその入れ物にどんな材料や調味料をいれたら子供たちの栄養となる素敵な味になるのか、ということを常に考える必要性を感じます。
 
 
 


 
幼稚園は小学校以降の教科教育の指導のようなマニュアルはありません。
「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」(ロバート・フルガム)という本のタイトル通り、子どもにとって遊びはすべて学びであり、遊びの中で考えたり工夫したりすることが大切です。しかもその隣には同年齢の友だちがいてそれぞれの考えたことや工夫したりすることをコラボさせながら自分の意見を言ったり、友だちの考えを聞いたりします。
そういうことがとてもとても重要でこれから人間として育っていくときになくてはならない要素です。
ただそのことを学校の教科書のように明文化することは非常に困難です。なので世の中の人に幼児教育の重要性を理解してもらうことは中々難しいことでもあるのです。
でも、皆様方、幼稚園の子どもをもつ保護者の方はきっとその重要性を知って・感じていてくださるからこそ、幼稚園に子どもを通わせることを選択されましたし、また、幼稚園の中でも菊の花幼稚園を選んでくださったいるのだと思います。
そんな皆様方の思いに応えるべく頑張っている先生たちの研修の様子を今回はレポートします。
日々の保育の振り返りや事例検証はもちろん日々重ねることですが、毎月1回程度、外部の幼児教育のスーパーバイザー(大阪教育大学准教授)を交えて保育実践の検証を行います。
その折に保育室の環境やその日以降の保育展開のアドバイスを各クラスや学年ごとにもらいます。
そして特筆が日々の記録ノートです。これは1週間単位で主に選択活動(子どもたちが自ら選んで自ら行動する活動)の時間に子どもたちがどんなことをしていて、それがどう発展したり、あるいは、あまり発展しなかったりするのかということをMAP方式で記録します。
また、活動な中でどの子とどの子がどのようなかかわりをしているのかも記録します。
1週間書き溜めたら、各担任は自分の記録を検証し次週の活動の展開の予想に応じてなにを準備するかの手掛かりにしています。
「記録をとることは日々の小さな出来事を大切にして次の手立てを考える」
(発達心理学者 津守 真)
先生たちも日々忙しいですが、クラスの子どもたちのために何が良いか、必要かを教育課程に照らし合わせながら日々丁寧に考えています。
 
 
 
 
 
 
3学期はそれぞれの学年の一年の集大成の学期です。子どもたちの興味関心を引きだせるような環境設定を準備し育ちの手助けをしていきたいと思っています。
そして、春を待つ木々の冬芽のふくらみを子どもたちの成長と重ねて楽しみにしていきたいと思っています。

輝く瞬間。

2016.9.8 Thurs.園長 川名 マミ
 


 
先日のお誕生会の「おはなし」で、園庭にやってくるセミやトンボといった虫やカエルなどの小生物の話をしました。その日の昼過ぎに虫網を持つ子、ミヤマアカネを見つけようと少し高いところを見ている子、木の枝を丹念に見て探している子、草むらでカエルを探している子、早速「おはなし」に反応して行動している子ども達がとても可愛らしかったです。
 
 
 
 
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さて、4月・進級・新入園から5ヶ月経ちました。太陽の光をいっぱい浴びて心身ともに成長した子ども達が元気いっぱいの様子で幼稚園にやってきました。
1学期、新しくなった園舎が珍しく、興味津々で探検して、自分の心地いい場所を見つけいました。また、園庭では親水広場での活動が充実し、5月中頃暑くなった頃から今でもずっと遊びを続けています。幼い時に原体験としてグチョグチョ・ベチャベチャ・ドロドロといった体験と経験をたくさんすることがその後の子ども達の育ちに大きく影響します。それは、そういった感触を手のひらのセンサーから感じ取り、皮膚から脳への刺激となって、創造力の発達と密に関係してくるからです。
家庭や公園では、ダイナミックに泥んこや水遊びはしにくいものです。集団の中でそのことを十分にできるのは幼稚園ならではです。
 
 
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そのような子ども達の活動の機会をできるだけたくさん作っていきたいと考えていましたが、親水広場の活動で、まさに、そのことが実現できたのではと思っています。
 
2学期になり運動会をはじめとする行事があります。運動会活動を通じて、仲間と協力することや意欲を持って取り組む力といった見えない力を培います。また、季節の移り変わりを肌で感じて、自然物を使って遊びを創造している子どもに育って欲しいと願っています。
 
 
幼稚園では、いろいろな「ひと・もの・こと」に出会い、気持ちが動いて、動いたことにより子どもは成長していきます。
たくさんのひとがいて、たくさんのものがあり、たくさんのことがおこる・・・そのこと自体が幼稚園の集団生活を過ごすことの果実と言えるでしょう。
2学期以降の活動が、すべての子ども達の栄養となり、成長できるよう環境づくりをしていきたいと思っています。